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ボランティア ききみみずきんについて
みなさん、「ききみみずきん」という言葉を聞いたことがありますか。これは、昔話の『ききみみずきん』というお話に由来しています。ずきんをかぶると動物や植物の声を聞くことができ、その不思議なずきんをかぶった藤六(主人公)が村人のくらしを豊かにするというお話です。
私たちは、森の声に耳を傾け、自然の不思議さやおもしろさをたくさんの人に伝えて、興味や関心を持ってもらうために活動しているボランティアグループです。
主に、お客さんを案内するミニガイドをはじめ、危険箇所の早期発見や来園者への声かけを行う園内パトロールなどを行っています。
自然を大切にしたい人の輪、自然を大切にすることを伝える人の輪が広がってゆけば、自然は守られてゆくと思います。
あなたも「ききみみずきん」に入って一緒に活動しませんか?
ネイチャーセンターに事務局を置いています。活動に興味のある方はお気軽におたずねください。
活動の様子を知るには、まず月1回または2回のペースで開催する主催イベントの「ミニガイド」に参加してみてください。
また、ネイチャーセンターのロビーに“ききみみずきん”のコーナーがあります。
今後の予定や活動の様子を紹介していますのでぜひご覧ください。なお、活動報告は、当ホームページにも掲載しています。
ツリーウォッチングマップ
姫路市自然観察の森内の「チョウの庭周辺」「芝生広場」「水飲み広場」「駐車場周辺」の各場所ごとに樹木巡りができるようにツリーウォッチングマップがあります。
ネイチャーセンターのロビーにある“ききみみずきん”のコーナーにもプリントを置いていますのでぜひご活用ください。
15周年記念誌を発行しました!
ききみみずきんが設立15週年を迎えたのを機に記念誌を製作、2011年に発行しました。内容はこれまでの活動記録が主で、プログラム集としても使えるような体裁になっています。
広く一般の方々にも活動を知ってもらおうと、この記念誌を再構成したものをPDFにて掲載しています。興味のある方はぜひご覧ください。
ボランティア ききみみずきん 活動報告一覧
もっとバッタと友達になろう 活動報告 2023年9月18日(月曜日、祝日)
大変人気のあるイベント「もっとバッタと友達になろう」は定員を大幅に超える申し込みがあり、残念ながら抽選となりました。ネイチャーセンターに集合し、この森の危険生物についてや虫取り網の使い方の説明をしてから芝生広場に移動しました。そこで、ネイチャーゲームの中でも人気の「カモフラージュ」を通して、敵から身を守ったり、獲物を捕らえたり、生き物の生存のための知恵を学びました。それから、いよいよバッタを探し捕獲します。捕まえたバッタをじっくり観察してもらい、特徴や習性を説明しました。一番盛り上がったのは「バッタのオリンピック」です。捕まえたバッタを飛ばして、飛んだ距離を競いました。10m近く飛んだバッタをもいました。そして最後は一緒に遊んでくれたバッタ達を森に帰しました。また来年もお楽しみに。
9月ぶらりウォーキング活動報告 2023年9月16日(土曜日)
暑さのせいか、今回も前回同様お一人だけの参加となりました。2回の休憩を入れながら、北側の木陰が多いコースを選び散策、森林浴を楽しみました。クサギやベッコウタケ、ハイイロチョッキリなど紹介し、沢山のキノコや野鳥、昆虫にも出会えました。ツクツクボウシやコオロギの鳴き声が秋の訪れを知らせてくれているようです。森の中も少しづつ秋の気配を感じられる「ぶらりウォーキング」でした。
9月おやこ森あそび 活動報告 2023年9月3日(日曜日)
まだまだ暑い日が続く中で、8名の方が参加してくださいました。最初はネイチャーセンターの中で、おうたえほんの「あのやまこえてどこいくの」を掛け合いしながら盛り上がりました。色んな動物たちが山を越えて買いに行く物や、その使い道がとても可愛い1冊です。また、お化けのマジック工作やオカリナの演奏、絵本の読み聞かせも室内で楽しみました。それから外に出て、森の中を散策しながらどんぐりや昆虫を探しました。モンキアゲハやショウリョウバッタ、ツクツクボウシなど、森にはたくさんの生きものが住んでいます。コナラの切り株の穴の中を覗くと、メスのカブト虫を発見する事が出来ました。子ども達はセミの抜け殻やクリのイガなど多くの自然に触れ興味が尽きない様子でした。最後はネイチャーセンターに戻って、紙コップを使った工作「ぶんぶんゼミ」を作って遊びました。2時間のイベントですが内容は盛りだくさん。たくさんの体験を通してより一層自然に興味を想って頂けたら嬉しいです。
8月ぶらりウォーキングの活動報告 2023年8月19日(土曜日)
8月のぶらりウォーキングは、暑い日が続いているためかキャンセルがあり、1名がご参加くださいました。少ない人数でしたが、この季節ならではセミやモンキアゲハ、その形からシラサギを想像させる姫路市の花「サギソウ」など見どころをたくさん紹介できました。森の中では青々と茂る樹冠の葉っぱが、大きなパラソルのように夏の陽ざしから守ってくれ、今回も和気あいあいと散策を楽しむことが出来ました。参加された方は環境にも関心が高く、落ち葉での堆肥作りについても熱心に話を聞いてくださいました。次は初秋の森を一緒に歩きましょう。
8月森のフシギさがし活動報告 2023年8月6日(日曜日)
草木が勢いよくしげり、虫たちが活発に動き出す夏の森にはたくさんのフシギがありました。今回も 周りを見上げたり、音に耳を傾けたり、香りを嗅いだり、触ったり、五感を使って観察し、樹液や虫こぶなど、自分たちがフシギに思う事を見つけ、どうしてそうなるかをみんなで考えました。普段ではなかなか触れることのできない自然の中での活動を通じて、自然と人との関わり、大切さや厳しさを知るきっかけになればと思います。これからも、色々なところですばらしい自然の発見があることでしょう。なんで?どうして?という気持ちを忘れずに自然を感じてくださいね。
8月 小鳥の羽型ブローチを作ろう 活動報告 2023年8月5日(土曜日)
今回はどんぐりが大好きなカラスの仲間「カケス」の羽の形をしたブローチ作りをおこないました。まずは、羽の形の木材を丁寧に磨き、絵具の定着や発色の補助のために地塗りをします。乾いたらカケスの羽の模様をじっくり観察しながら羽軸と模様を描いて、カケスの特徴である青と白と黒の縞模様に塗り、裏にピンを付けてブローチの完成です。作業の合間にはカケスの鳴き声も聞いてもらいました。樹林や公園で「ジャー」というしゃがれた声が聞こえたらカケスかもしれません。耳を澄まして鳥の鳴き声を聞いてみてくださいね。
7月ぶらりウォーキング 活動報告 2023年7月15日(土曜日)
前回のぶらりウォーキングは非常に暑い日の開催でしたが、今回もやや曇ったお天気とはいえ、湿度が高く蒸し暑い日の開催となりました。森の中は少し涼しく感じますが、出発前にはしっかりと体調確認と準備運動をします。外に出ると、早速セミや野鳥のにぎやかな鳴き声が聞こえてきて、すっかり夏の匂いがしました。今回も樹木や草花など森の中でみつけたものを参加者に紹介したり、保安林の役割など森に関する話をしながら、ゆっくりと散策を楽しみました。昆虫や野鳥、キノコもたくさん確認できました。また、幸運にもヤマドリに出会うことが出来て一同大興奮でした。
連日熱中症警戒アラートが発表されていますので、散策にお出かけの際は無理をせず、暑さ対策をして十分してからお出かけください。
7月おやこ森あそび 活動報告 2023年7月2日(日曜日)
もうすぐ七夕という事で、まずは七夕のルーツである七夕伝説のお話しをしてから、天の川や提灯などの笹飾りを作って、願い事と一緒に笹に飾り付けをしました。その後は屋外で「自然のたからものさがし」を行いました。キノコや虫を見つけたり、アラカシ、クスノキの観察をしたり、絵本を読んだりと色々な体験をしてもらいました。森のあそびには楽しさも危険もありますが、実際に見て触れて、ワクワクする体験が心や体の成長に役立ちます。暑さと危険生物には十分注意して森あそびを楽しんでください。
草木染の布でブローチ作り 活動報告 2023年6月24日(土曜日)
草木染めは自然から採った染料のため環境に優しく、天然素材ならではの風合いが魅力です。今回はその草木染の布と、東北地方に受け継がれてきた「こぎん刺し」という刺し子を使ってブローチを作りました。他の刺し子との違いは、縦の織り目に対して奇数の目を数えて刺していきます。細かい作業なので皆さんとても真剣に取り組まれていました。最後に出来上がった作品はみんなで見て感想を言い合いました。どなたもご自分のブローチの出来に大変満足されているようでした。
6月ぶらりウォーキング 活動報告 2023年6月17日(土曜日)
暑い日の開催となったので、しっかり休憩を入れ、季節の見どころを紹介しながら2㎞程度をウォーキングしました。長時間歩き続けてしんどい思いをするのではなく、自分のペースでゆっくりと森林の風景や音、香りに五感を傾けることができますのでストレス発散や体力づくりにはとても良いイベントだと思います。定期的に開催しておりますのでご興味のある方は是非ご参加ください。
6月バードウォッチング入門 活動報告 2023年6月10日(土曜日)
今回もバードウォッチングのマナーや双眼鏡の使い方を説明してから観察に出かけました。この時期は蜂が樹液を求めてやってくるので充分注意して散策します。
ベランダからはウグイスやヒヨドリの声が、森の中では夏鳥のキビタキやホトトギスの声が良く響いていました。また、野鳥だけではなくダンゴムシの巣やオオヒラタシデムシの幼虫なども発見しました。今回のバードウォッチングでは、12種類の野鳥を確認することが出来ました。これからバードウォッチングに出かけられる方は、熱中症や蜂に注意してお出かけください。
6月森のフシギさがし 活動報告 2023年6月4日(日曜日)
お天気に恵まれ初夏の森の散策に出発しました。今回もフシギだなと思われる植物や昆虫を探し、どうしてなのかを調べていきます。ただ見るだけではなく、触ったりにおいを嗅いでみたり、五感を使って自然を感じます。ワークシートを手掛かりにオオモミジの果実やコシアキトンボを探したり、クイズの正解を探したりしながらその植物の特性や他との違いを知ってもらいました。季節によって森にはまだまだ色々なフシギが待っています。また次回をお楽しみに。
梅雨時の生きものウォッチング 活動報告 2023年6月3日(土曜日)
この時期ならではのイベント「梅雨時の生きものウォッチング」を開催しました。申込みも多く非常に関心の高いイベントでしたが、前日の雨の影響もあってか4組のキャンセルがあり、計12名での開催となりました。自然観察の森でよく見られるモリアオガエルについては分かりやすいように絵本を使ったり、タブレットで鳴き声を聞いてもらうなど興味を持っていただけるよう工夫しながら説明をしました。また、ホタル池では実際に、たも網を使って池の生きものを採取し観察をしました。珍しいセトウチサンショウウオの幼体やアカハライモリ、アメンボなど多くの生きものを観察することが出来ました。最後は採取した生きものたちをみんなでそっと池に戻します。今回のイベントを通して、あらためて命や自然の大切さを感じ取っていただけたらと思います。
5月ぶらりウォーキング 活動報告 2023年5月20日(土曜日)
5月は一気に気温が上がり、少し夏を感じるくらいの暑さでした。事前に参加者全員の体調確認と準備運動をして出発しました。たくさんの草木が花を咲かせ、鳥たちのにぎやかな囀りが響いていました。美味しい花の蜜や柔らかい葉を求めて、虫たちも活発に動き回っています。季節の見どころとして、ヤブニッケイやアカメガシワなどの樹木や、キムネクマバチ、モンキアゲハなどの昆虫など、数多く紹介することが出来ました。今回は少人数で和気あいあいと、休憩をはさみながらウォーキングを楽しみました。生き物たちが活発に活動する季節の散策は驚きや発見が多く、素敵な出会いが待っています。暑さに気を付けて皆さんもお出かけされてはいかがでしょうか。
5月バードウォッチング入門 活動報告 2023年5月13日(土曜日)
まずは室内で、本日の活動の流れとバードウォッチングで覚えておくと便利な「ものさし鳥」や、図鑑・双眼鏡の使い方、スズメバチに注意するように説明をしてから出発しました。心配していた天気も何とかもち、新緑の森の中でカワラヒワやエナガを発見することが出来ました。耳を澄ますとヤマガラやセンダイムシクイの声も確認できました。散策しながら、絵本を使って嘴の役割を分かりやすく解説したり、ヤマガラの体重クイズなどを織り交ぜながらバードウォッチングを楽しみました。今回は16種類の野鳥を確認することが出来ました。これからも野鳥を意識してバードウォッチングに出かけてみてください。
5月 おやこ森あそび活動報告 2023年5月7日(日曜日)
あいにくの雨で今回は室内での開催となりました。
まずは、スライド絵本「どーこだ?だーれだ? はるのいきもの」を読むと、子ども達はその中から春の生き物を一生懸命探していました。それからおやこで乾電池を使った工作「ぴょんぴょんうさぎ」を作りました。少し難しい作業もありましたが、皆さんとても楽しそうに作業されていました。出来上がったら段ボールを使って実際に転がして遊びました。頑張って作ったうさぎが上手く転がっていくのを見て、子どもたちは大喜びをしていました。最後は姫路市自然観察の森のロビーを使って「いろいろなかたち探し」をしました。またその中で一番印象に残った形の絵も書きました。館内の展示物や掲示物を注意深く観察し、皆さん熱心に取り組まれていました。
4月バードウォッチング入門 活動報告 2023年4月8日(土曜日)
今回も双眼鏡や図鑑の使い方とバードウォッチングのマナーなどの説明してから、野外での野鳥観察を行いました。センターのテラスからは、巣穴を掘った木くずを外に出すコゲラや、マツの木の高い所でハシボソガラスが巣作りをしているのを確認できました。暖かくなり繁殖期の入った鳥たちは巣作りに余念がありません。ただ、人が見ているのを警戒している行動からも、巣から遠ざかりそっと見守るようにします。梢にいるメジロやシジュウカラ、姿を見せないウグイスなどがさえずりを聞かせてくれました。今回のバードウォッチングでは14種類の野鳥と出会うことが出来ました。
3月ぶらりウォーキング 活動報告 2023年3月16日(木曜日)
3月中旬、森のあちこちで春が顔をのぞかせています。
花曇りの中、ウグイスのさえずりを聞きながら森を散策しました。
コブシやヤマザクラの花が咲き、春の訪れを感じて気持ちもワクワクします。
この季節、森の中に充満しているのはヒサカキの花の独特な匂い。
実際に花を観察しながらにおいを嗅いでみました。
他にも、ヤマナラシ、ヤマボウシ、オオバヤシャブシや、この森で見られる桜の種類についてもお話を聞きました。
散策の途中、テングチョウやニホンアカガエルのオタマジャクの姿も見られましたよ。
ヤマガラやシジュウカラも賑やかにさえずり始めた春の森。
来月は、どんな様子を見せてくれるでしょうか。
3月森のフシギさがし 活動報告 2023年3月12日(日曜日)
すっかり暖かくなった森を散策しながら、たくさんの春を探しましょう。
寒い冬の間、色の少なかった森にも黄色や白い花が咲き始め、春の訪れを感じます。
ワークシートや双眼鏡を使ってフシギを探す観察隊が、森を散策しました。
丸いきのこを触り、ふわーっと胞子が飛ぶ様子を観察した時は、みんなびっくりでしたね。
散策の途中、キタキチョウやテングチョウが舞い、スミレの花も見つけました。
ウグイスがホーホケキョと鳴くたびに春を感じましたね。
小さな池では、ニホンアカガエルのオタマジャクシやアメンボにも出会いましたよ。
みんな暖かい春が来たことを喜んでいるかのようです。
来月の森は、もっとたくさんの花が咲き虫たちが飛ぶ、カラフルな森になっているでしょうね。